腎嚢胞

1.単純性腎嚢胞:一つの腎臓に1〜3個できる良性の疾患で無症状の場合は治療は必要ありません。

  大きなもので腹痛や尿路閉塞(水腎症)を来す場合は治療が必要なことがあります。

2.常染色体優性多囊胞腎:常染色体優性遺伝により、両方の腎に嚢胞が多数できる病気です。成人になってから発見されることが多く、60歳までに約50%が末期腎不全に至るという報告もあります。肝臓、膵臓、脾臓などに嚢胞を合併することがあり、脳動脈瘤の合併があり精査が必要です。

3.常染色体劣性多嚢胞腎
 常染色体劣性遺伝により、両方の腎に小さな嚢胞が多数できる病気です。1万人に1人の頻度で発生し、多くは乳幼児期までに末期腎不全に陥ります。根本的な治療法はなく対症療法が主になります。

4.多嚢胞性異形成腎
 正常な腎の組織が作られず、ぶどうの房状に多数の嚢胞ができる病気です。一方の腎だけにできることが多く、腎の機能はありません.嚢胞のできていない側の腎では尿管狭窄や膀胱尿管逆流などの病気を伴うこともあります。治療は、嚢胞の多くが自然消退することが多いため、手術をしないで経過をみていくことが多くなってきています。

5.髄質海綿腎
 腎の中の集合管と呼ばれる部分が嚢胞状に広がる先天性の病気です。多くは両方の腎におきます。成人で見つかることが多く、腎結石や血尿、尿路感染で発見されます。腎結石や尿管結石に対する対症療法を行います。

 

経皮的腎嚢胞穿刺エタノール固定術(症状のある単純性腎嚢胞に行います)

 手術は局所麻酔でおこないます。

 超音波で見ながら背中から細いチューブを囊胞内に留置し、たまった水を吸引します。エタノール(アルコールに弱い方はミノマイシンという抗生物質)を使用して囊胞の壁を癒着させることで再貯留しないように治療します。造影剤を使用して囊胞の状態をレントゲンで確認します。

 治療後は1−2時間ほど安静にしていただきチューブを抜き退院します。合併症は血尿、発熱、腹痛などが考えられます。

 翌日、1ヶ月後、3ヶ月後に超音波検査を行います。

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