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シャントトラブル

 透析療法における最も多い合併症であるバスキュラーアクセス不全に対しては、経皮的バスキュラーアクセス拡張術(Vascular Access Intervention Therapy;VAIVT)、血栓除去術、必要に応じAVFやAVGをおこないます。

 シャント静脈高血圧症、シャント瘤に対してはおひとりおひとりの病態に合わせた手術をおこないます。

 ①VAIVT:狭くなったりつまったりした部分を血管内から風船で拡張する手術です。局所麻酔をした上で、バスキュラーアクセスの血管に“シース”という針を刺します。シースからカテーテルをすすめ、狭くなった血管を風船によって内側から広げます。

手術時間は15分〜30分です。


 治療を行った場所がすぐに狭くなってしまうことがあります。現在では3か月に1回のVAIVT治療が保険診療で認められております。3か月以内に再狭窄を起こす場合や風船で広がらない場合はバスキュラーアクセス再建術を行います。

 

 ②血栓除去術:局所麻酔でおこないます。数センチ皮膚を切開し血管を数ミリ開き血栓を除去する手術です。狭窄や閉塞が原因の場合で血管内治療で改善されない場合はバスキュラーアクセスを再度作製いたします。​​​​

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